ガンズ社は、地球上で最も特異な太古の原生林・老生林を、一日平均でサッカー場44個 分相当も皆伐(対象地の樹木を全て伐採)し、収穫の後、焼き払っています。この森には巨大ユーカリ群(世界一高い樹高の広葉樹)や「世界遺産」級と評価さ れる森が含まれています。同社の伐採方法は世界的に見ても最低のものであり、伐採する森林の90%以上を木材チップ(パルプ材)にしています。そのほとんどは紙製品として廃棄されるのです。現在、ガンズ社は、パルプ工場の建設によって、森林破壊を倍にする準備を整えている。ベル湾に設置されることになるパルプ工場は、年間に450万トンまで木材チップを消費することができます。ガンズ社は、現在、年間、約400万トン程度の木材チップ輸出を行っています。この工場建設は、年間にざっと800万トンの木材チップを作り出すのに十分な木々を供給するために、タスマニアの天然林の皆伐を増加してしまうでしょう。
ガンズ社は、カナダと米国政府の双方で「生物化学兵器」として登録されている致死毒物の化合物「1080」入りの毒ニンジンを使って、何万という野生動物を殺しています。ガンズ社の最高経営責任者(CEO)のジョン・ゲイ氏は「それらは多すぎる」ので、ガンズ社が保護対象動物を殺すのは問題ないと公に発言しています。ガンズ社によって、ごく普通に殺されている保護対象動物には、タスマニア・ウォンバットやリングテイル・ポッサムが含まれています。
2004年 12月、豪州最大の伐採企業ガンズ社は、タスマニアの原生林・老生林保護の活動を行ったことに対して、20を数える人々と組織(17名と3団体)を相手 取って裁判に訴え、環境運動に対する事実上の宣戦布告を行ったのです。この大訴訟の標的として、2名の議員(オーストラリア「緑の党」設立者の上院議員ボ ブ・ブラウン氏、タスマニア州会議員ペグ・パット女史)、豪州の主要な環境団体の一つであるウィルダネス・ソサエティ(Wilderness Society)、医師による環境グループとともに、歯医者、映像製作者、おばあちゃん、医者、2名の学生を含む一連の普通の人々をも含んでいました。
ガンズ社は、塩素漂白を行う「パルプ・フィクション(虚構のパルプ)」工場を設置すると提案しています。この工場は原生林・老生林の森林破壊を急速に進めてしまうばかりでなく、大気汚染と地元の海洋汚染も引き起こします。新たなパルプ工場設置のこの提案は、同社が州民に対して行った「塩素漂白をしないパルプ工場」という公約を明らかに破っています。また「世界一環境配慮したグリーンなパルプ工場」を建設するという同社の別の公約にも違反しています。同社が発表していた公約が、州民を欺く単なる「プロパガンダ」であったことが分かります。


