■タスマニア、太古の森がティッシュに!?アレック&アンニャの「私にできること」

 毎日の生活で私たちが大量に使い続けているティッシュやコピー紙などの紙製品。それらが原生林を原料としていたら・・・自分が無意識に原生林の伐採を後押ししていたら、それはとても悲しいことです。
 オーストラリアの島、タスマニアに残された貴重な原生林は、現実に伐採され、日本で紙になっているのです。
タスマニアには太古の森が残り、固有の生き物たちが暮らしています。原生林の伐採は動物たちの生きる場を奪い、そこに蓄積していた大量の炭素を温暖化ガスに変えてしまいます。 
 4月に現地を訪問したアンニャ・ライトさんの歌と、タスマニアの美しい森林と動物たちのスライドショー、オーストラリアの環境NGOウィルダネス・ソサイエティのアレック・マーさんから日本とタスマニアの森林の関りについてお聞きします。
タスマニアの森を壊すのも、守れるのも、私たち。今日から森を守る暮らし、はじめましょう。

日時:5月24日(土曜日) 午後1時~3時
内容:アンニャ・ライトさん(ナマケモノ倶楽部世話人・シンガーソングライター)のミニ・コンサート
 タスマニア原生林と生き物たちのスライドショー
 アレック・マーさん(豪州NGOウィルダネス・ソサイエティ)のお話。
場所:カフェスロー
   東京都府中市栄町1-20-17
連絡先:042-314-2833
メールアドレス:cafeslow@h4.dion.ne.jp
アクセス:JR国分寺駅または京王線府中駅よりバス15分程度で、京王バス「藤塚」「京王ストア栄町」のバス停にて下車。
   
参加費(ワンドリンク付き、通訳付き):予約・前売り1500円、当日1800円
主催:カフェスローナマケモノ倶楽部日本消費者連盟熱帯林行動ネットワークレインフォレスト・アクション・ネットワーク

 

エコ偽装問題で、記者会見を行いました。1月23日

 古紙配合率偽装のみならず、フレッシュパルプにおけるエコ偽装疑惑(タスマニアの原生林チップ混入)について、古紙問題市民行動ネットワーク、日本消費者連盟、熱帯林行動ネットワーク、ナマケモノ倶楽部とともに、グリーン購入法の改定見直しを求め、環境大臣への要請を行い、記者会見を行いました。

 共同プレスリリースをご覧ください。

 毎日新聞に掲載されました。

 古紙問題については、古紙ネットさんや、安井さんのページがオススメ!

 

タスマニア林業公社のレポートへのRANの返答

 2007年9月23日に行われたNGOとタスマニア林業公社の前社長のイバン・ローリー氏との会合で入手した資料(Stewards of the forest)にはRANのレポートについての反論(p5, p6, p7, p8)が記されていました。そこで、RANでは、この反論に対する返答を作成しました。彼らの反論・批判のほとんどが、的外れなものであったり、あるものは全くの嘘であったりするなど、誤った主張となっています。ご覧ください(図表と翻訳などに誤りが見つかりましたので、訂正版を掲載しました。)。タスマニア林業公社は、ガンズ社への原生林木材の主要供給者です。

 ただ、RANのレポートの25頁の写真についての指摘については、タスマニア林業公社に感謝したいと思います。報告書のこの写真は鉱物採掘による森林破壊であり、林業伐採によるものではありませんでした。よって、誤ってこの写真を選ぶという過ちに気づけなかったことは、非常に遺憾で、読者に対し、この誤りについてお詫びします。他のすべての写真は、タスマニアの破壊的な林業活動に関連するものです。

 

1月14日月曜日Tokyo FM「デイリー・プラネット」出演しました。

1月14日月曜日に、Tokyo FMのラジオ番組「デイリー・プラネット」のハミング・バードのコーナーに出演しました

2007年8月 世界自然・野生生物映像祭 メッセージ賞受賞

レインフォレスト・アクション・ネットワークで制作したアニメーションと実写を組み合わせた映像作品の「森の家族よ、永遠に!:Forest Family Forever!」が世界自然・野生生物映像祭にて、メッセージ賞を受賞しました。監督は、ハロルド・リンドさんですが、現在、彼は、レオナルド・デカプリオ氏が作成した環境ドキュメンタリーの『The 11th Hour』のアシスタント・プロデューサーとして参加しています。

 

【新刊発売】 セヴァン・スズキの私にできること ー 森のつくりかた守りかた

リオ・サミットで、伝説のスピーチを行ったセヴァン・スズキさんの新刊に、タスマニアの森林伐採問題を書かせていただきました。是非、お読みください。セヴァン・スズキさんの伝説のスピーチ(翻訳付)はこちらで見れます。発行は、ゆっくり堂さんです。監修:辻 信一、編集・企画:ナマケモノ倶楽部・ゆっくり堂 300円

 

RANの報告書が真実を明かす

 RANの報告書『誰がタスマニアの森を切っているの?買っているの?タスマニア森林破壊と日本紙業界の隠された真実~ランキングレポート』は、豪州巨大木材企業、ガンズ社の悪質な伐採事業が、日本製紙や王子製紙のような日本の主要製紙企業によって、いかに支えられているのかを詳細に報告しています。これらの企業はタスマニアの原生林や保護価値の高い森林からの木材チップを大量に購入しています。

  

国連の委員会がタスマニアでの伐採を査察へ

今週、国連の世界遺産委員会は、タスマニアでの重要な森林へのガンズ社の皆伐や火炎弾投下の影響を査察することを発表した。

関連翻訳記事及び世界遺産委員会の決定は以下にあります。

ABCの記事と Mercuryの記事 

2007年世界遺産委員会の正式決定文書(決定31COM7B.43, p73) 

ユネスコ世界遺産委員会への豪州政府報告へのNGOの反論レポート(英語)

 

日本製紙に伝えよう!タスマニア原生林購入を止めて。

日本製紙はガンズ社の天然林木材チップの最大の購入者です。そのために、ガンズ社によるタスマニアの太古の森の破壊の最大の支援者となっています。もしも、この企業が、原生林混入木材チップを購入するのを停止すれば、タスマニアの原生林と保護価値の高い森林が将来も生き残っていくための大きな一歩となります。ガンズ社からの原生林チップ購入を止めるように、日本製紙に伝えよう。

電子メール送付で、アクション!(日本語)

やってみよう!サイバーアクション(英語) 

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)へ電子メールを送ろう!

 ANZに、ガンズ社がタスマニアに計画中のパルプ工場に融資を行わないように求めよう。詳細及び、ANZへのレターー・アクションは、こちら

■その他の関連情報

グリーンTVジャパンの「ピープル」のコーナーで、6月のフォーラムで来日されたタスマニア大学のピータ・マクィラン博士と、タスマニア州議会議員ペグ・パットさんのインタビューが、タスマニアの映像とともに放送中です。ご覧ください。

●タスマニアの伐採状況を、その目で、空から見てみよう。豪州の環境NGOのサイトで、伐採状況が見れます。Google Earthの無料ソフトをインストールすれば、簡単に見られます。このサイトですが、このTasmanian logging coupesから、直接見れます。◎が、伐採地・伐採予定地で、カラーの線で囲まれています。近寄って見ると茶色になった皆伐地も見れます。ガンズ社のチップ工場はこちら→Gunns' woodchip mills

●6月上旬に東京で開催された公開フォーラムの模様が、JANJANの記事になっております。ご覧ください。

●ガンズ社の最大の木材チップ供給源である州有林(タスマニア林業公社が管理)で行われていた違法伐採事例についての豪州上院議会でのウィリアム・マニング氏による内部告発証言議事録(英語原文)2003年10月

●オランダNGO(グリーンピース・オランダ、FOEオランダ、WWFオランダ、IUCNオランダ委員会)による報告書『合法的森林破壊(Legal Forest Destruction)~合法性と持続可能性のギャップ』で、タスマニア森林伐採問題が取り上げられています。(2006年2月)

 

オーストラリア林業規格(AFS:AS4708(int)-2003)の問題点

Australian Forestry Standard(AFS)は、原生林や絶滅危惧種の生息地などの保護価値の高い森林の皆伐、植林地や森林以外の用途への転換も可能なもので、持続可能な森林経営を認証するものとはいえません。以下に示したウィランタ判決で絶滅危惧種に重大な影響を与えているために、違法と判断された伐採事業で得られた木材も、AFSとして認証されていました。現地、豪州の環境NGOはもちろん、多くの国際NGOがAFSを持続可能な森林認証制度として認めていません。

ところが、なんと、イギリス政府の諮問機関CPETは、AFSを含む問題のある認証制度を、昨年末、「持続可能性」があると評価し、環境NGOから批判を浴びている。以下は、関連記事。

共同声明:イギリス政府が自らの木材調達方針に逆行する判断 森林破壊を「持続可能」として、調達方針で受容 2006年12月20日

WWFなど環境NGO4団体 イギリス政府は森林管理の現場を精査せよ!2007年3月9日

 

絶滅危惧種(生物多様性)の保護されず、伐採事業禁止判決

2006年末、オーストラリア連邦裁判所で、絶滅危惧種が保護されていないとして、ウィーランタ州有林での伐採事業に差し止め判決。 関連記事:フェアウッドマガジン22号

 タスマニアのウィーランタ(Wielangta)地域の州有林での伐採が絶滅危惧種に関して重大な影響を与えているとして、環境保護・生物多様性保全法(EPBC1999)475条に基づく違法行為に対する差し止め命令を求めた裁判について、2006年12月19日、連邦裁判所が判決を下しました。

 判決では、絶滅危惧種に対する保護を行えていないことから、ウィーランタでのタスマニア林業公社の伐採業務は、地域森林協定(RFA)に従っておらず、そのために、EPBCの適用除外は認められず、EPBC違反と判断されました。ただ、この判決理由に基づけば、「ウィーランタ地域のみならず、希少種や絶滅危惧種の生息地が破壊されているオーストラリアの他の全ての地域での伐採が違法となる」(原告ボブ・ブラウン上院議員のウェブサイトより)と指摘されています。この判決がウィーランタ地域だけに留まらず、州全体に対して大きな影響を持つという点においては、原告側だけではなく、タスマニア州知事も同様の認識を示しています。ABCの報道記事で、レノン知事は、「オナガイヌワシを見てみよう。そうした状況がウィーランタにあるのであれば、それは、タスマニア中の多くの地域にも存在しているだろう」と述べています。

 今回対象となった絶滅危惧種は、オトメインコ(swift parrot)、オナガイヌワシ(wedge-tailed eagle)、広歯クワガタ(broad-toothed stag beetle)の3種ですが、特に、オナガイヌワシについては、タスマニア全域に生息することから、多くの地域での伐採が違法とも考えら得る状況にあるのです。さらに、これら3種以外にも、タスマニア・デビルオオフクロネコなどEPBC登録種が林業業務から重大な影響を受けている可能性もあります。

 判決で、「地域森林協定(RFA)に従って林業業務が行われることを前提とすれば、タスマニア林業公社は、EPBCの38条、RFAの6条(4)の恩恵によって、EPBCの第3部、第9部は適用除外となる(パラグラフ213)」と判断する一方で、「ウィーランタ地域での林業業務は、68条に照らして、RFAに従って行われていない。将来においても、RFAに従って行われるであろうとは考えられない。結果として、タスマニア林業公社のウィーランタでの林業業務が、EPBCの38条によって、同法第3部の条項から適用除外とはならない。同様のことが、RFA法の6条(4)に関しても適用される。」(パラグラフ293)との判断を示しました。EPBC第3部と第9部は罰則規定を含むEPBCの中核部です。そして、この1997年タスマニアRFA68条とは、「当州は、付属書2(パートA)にリストアップされた優先種を、CAR保護システムか、関連する管理措置を利用することによって、保護することに合意する。」で、この優先種には絶滅危惧種を含んでいます。つまり、上述のように、絶滅危惧種に対する保護を行っていないことから、ウィーランタでのタスマニア林業公社の伐採業務は、RFAに従っておらず、RFA違反となり、EPBCの適用除外とはならず、EPBC違反と判断されたのです。

詳細は、判決文を参照。

裁判所がタスマニアの伐採会社の業務禁止を命令
(オーストラリア放送 2006年12月20日報道記事 日本語訳

森林に関する判決、絶滅危惧種を保護
(シドニー・ヘラルド・トリビューン 2006年12月20日報道記事)

レノン知事、判決に警告(マーキュリー 2006年12月20日 PHILIPPA DUNCAN報道記事 日本語訳

 

タスマニアの素晴らしい森を守る!

オーストラリアの一州であるタスマニア島は、世界で最も古く、固有のユーカリ原生林・老生林が生息する本拠地の一部です。同時に、ここは伐採会社ガンズ゙社 (Gunns Ltd)の本拠地でもあります。

対象地の樹木を全て伐採する大規模な皆伐、広範囲にわたる焼夷弾や、毒物の散布によ り、世界的に貴重な原生林や老生林(オールド・グロース・フォレスト)の森林生態系が破壊されています。この現実を世界に広く伝え、消費者に知らせて、持 続可能性と環境的責任を採用した森林施業へと転換するようにガンズ社に告げるために、私たちは皆さんの力を必要としています。持続可能な事業というのは 21世紀に成功するすべてのビジネスの鍵なのですから。